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薬剤師が転職するタイミングって、何時がベストですか?
このような疑問についてお答えします。
「薬剤師の収入考」のユウです。薬剤師として薬業界に入って十数年が経ちました。
その長い経験の中には、人事担当者として働いた事、自分自身の転職経験、他の人の転職事例等、色々とあります。
そんな経験を元にした、今だから言える薬剤師の転職タイミングについて、お話していきます。
この記事では、以下の事が解ります。
ポイント
管理人の転職経験(一回目、二回目)
転職を振り返って感じた事
転職をしないのが理想である理由
もし転職するなら早く済ませた方が良い理由
薬剤師は、他の業種に比べて転職が多い職種になります。
何処でも働く所があるというのがメリットですが、逆に、転職を繰り返していると社会的信用が低下してしまうというデメリットもあります。
また、長く勤めれば額の大きくなる退職金も少なくなります。目先の給料ばかり気にして、その辺りを考えない方も結構多いですので、気をつけておきたい所です。
メリットとデメリットを考えて、転職するタイミングを総合的に判断する必要があるのですが、ある程度は目安があった方が判断しやすいと思います。
本記事では、そういう目安となる例を出しながら、転職のタイミングについて解説していきます。
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私の過去の転職経験
私は、過去に2回転職しています。一回目は中部地方の大手チェーン薬局から個人薬局への転職、二回目はその個人薬局から中国四国地方の中堅チェーン薬局です。
それぞれ、どういう経緯で転職したのかをご紹介します。
一回目の転職
一回目の転職は、丁度、私がそのチェーンに就職して4年半が経った頃でした。30歳手前ですね。
丁度、大体の薬剤師の仕事を覚えて、これからの進路をどうするか、岐路に立っていました。
一般的な薬剤師として、何処に行っても食べていける自信もついたのですが、目指すものが無くなってしまった状態です。
このまま行ったら薬局やドラッグストアの店長。どうしようかと迷っていました。
丁度その頃に、大学の同期が個人の薬局に就職して、「お前も来ないか?」と誘われていました。
薬局は、自分の好きな分野を学べる所でしたが、居心地のいい実家から出るので結構悩みました。色々と考えた結果、思い切っていく事にしました。
私が27歳28歳頃だったと思います。
結局、その薬局には4年半在籍し、好きな勉強を沢山する事が出来ました。この転職が、後か羅漢が得ますと人生を変えた転職だといえます。
二回目の転職
二回目の転職は、「仕方ない」という感じでしました。丁度、私が34歳の時です。それほどまでに前の薬局が良かったので、「辞めたくないなあ」と内心思っていました。
では、何故辞めなければならなかったのか?それは、私の結婚です。
遠距離で付き合っていた彼女と結婚したのですが、色々とどちらに住むか等を協議し、最終的に私が勤めている薬局を辞める事になりました。
また転職活動をし、就職したのが今勤めている薬局になります。
自分の転職を振り返って
自分自身の転職を振り返ってみると、まあ、転職のタイミングとしては妥当な所だったと思います。
2回目の転職を行ったのが34歳の時ですので、このまま勤めていれば年金もある程度の額は貰えるはずです。
今勤めている薬局に関しても可もなく不可も無くといった感じですので、「こんなものかな・・・。」という感じです。
また、薬剤師としてはまあまあ良い額の給料を貰っておりますので、ギリギリ成功と言った所でしょうか。
一番良いのは「転職しない」事
見出しの通りですが、結論を言いますと最も良いのは「転職しない」事になります。最初から自分の理想の職場に就職し、そのまま定年まで働くといった感じです。
世間一般ではこの概念は崩れていますが、薬剤師に関しては、まだまだ当てはまると感じています。
ですので、今の自分から過去の自分にアドバイスをするなら、「薬学生の就活では、理想の職場に出会う様にしっかり活動するように!適当に選ぶな!」と言います。
過去の就職活動は、本当に適当に選んでしまいましたので、少し後悔しています(結果的には良かったのですが。)
もし転職するとしたら、若いうちに済ませておこう。
ここからが本題です。「もし転職するとしたら、いつすれば良いのか?」という問いがあれば、答えは見出しにもありますが、「極力若いうちに済ませて置く。」これに尽きます。
長く勤めていた方が退職金が多く貰えるというのもありますが、40歳を過ぎてから転職という事になりますと「したくても出来ない。」という事になるからです。
今の結婚年齢は、晩婚化していると言っても大体35歳までが一般的になります。
そうなりますと、40歳前後というのは、丁度子供に手がかかる時期になり、また、家を買う等の重要イベントがあり、収入減の安定が必須になります。
そうなりますと、いくら薬剤師であっても直ぐに「転職!」とはいかなくなります。
最大のネックは住宅ローンです。住宅ローンの審査は、今の低金利時代は審査がいくら緩いと言っても、「辞めて再就職してから一年」は通りません。
言い方を変えますと住宅ローンを使えなくなりますので、家が買えないという事になります(私の妹夫婦は、実際それで苦労していました)。
そこに加えて子育てが加わりますので、自分自身の転職どころではなくなります。
子供が出来るまでは解らないのですが、本当に手がかかって自分の時間が無くなり、子供中心の生活になります。
ですので、退職金の面からも、ライフイベントの面からも、転職は自分自身が自由な時に行うのが得策だと言えます。
具体的には、退職金を少しでも多く貰う為に、遅くとも35歳までには終わらせておきたい所です。
薬学部6年制の今の時代を考えると、非常に短い期間ではありますが、それ位危機感を持って考えて欲しいと思います。
身軽なうちに準備しよう。
自分自身はどちらかと言うとのんびり屋で、「まあ後でも良いか。」という腰の重い人間です。
ですが、今考えると、そういう所で自分自身、色々と損をしてきたなと反省しています。
このブログ、この記事を読んでいる貴方にはそんな失敗はして欲しくありません。
早く転職して、良い職場に巡り合った方が人生を楽しく過ごせます。もし今勤められている職場に不満がある、転職を考えているのであれば、行動される事をお勧めします。
特にブラック職場である場合は、すぐにでも準備に入りましょう。
今は大丈夫でも、歳をとって体力が無くなったら、ブラックでは絶対に仕事をこなせなくなります。今の職場で、60歳手前の自分が働いているかどうかを考えましょう。
そのイメージが出来れば良いのですが、「無理だな。」と思ったら早めに転職を考慮に入れた方が良いです。
下記記事にて転職応援の情報を色々と載せていますので、ご参照下さい。貴方の人生が輝く事を心から願っています。
ブラック職場に関しては、以下の記事で参考になると思います。合わせてご覧ください。
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お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
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