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薬剤師ってオワコン(終わったコンテンツ)なんですか?将来が不安で仕方がないです。
このような疑問についてお答えします。
「Pharmacist Income」のユウです。薬剤師として薬業界に入って十数年が経ちました。
私が働き始めた十数年前から「薬剤師は今は良いけど、そのうち淘汰される。」と言われてきましたが、遂に平成30年12月、第10回厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会において、薬局の分業において、正直酷すぎる文言が入りました。
「単純に薬剤の調製などの対物中心の業務を行うだけで業が成り立っており」という一文です。
正直、薬剤師の仕事自体が否定された訳です。私の感想は一言。「セルフサービスで調剤して貰おうか。」これに尽きます。
この部会の委員さんには、是非調剤の大変さを実感して頂きたいと思います。
調剤が否定されたという事は、薬学で勉強した事自体の大半が否定された訳で、今の六年生の薬学部は、表かされない、カネにならない事を六年間学んでいるという事になります。
しかし、怒ってばかりもいられません。こういう判断が厚生労働省で出たという事ですので、私たち薬剤師側としても、この判断に対する対策をしていかないといけません。
今回の記事は、それら時代の変化に対応しつつ、「私たち薬剤師がどう生きて行けば良いか?」をお話します。少しでも参考になれば幸いです。
この記事では、以下の事が解ります。
ポイント
今の働き方では薬剤師はオワコンになる
薬剤師のオワコン対策1:働き方を変える
薬剤師のオワコン対策2:副業(ダブルワーク)を行う
厚生労働省がこういう判断を下したという事ですので、薬剤師個人としても色々と考えて働く必要があります。
厳しい事を言いますと、「ボロボロになっても自己責任」という時代になったと判断できます。
言い換えますと、20年近く薬剤師をしてきましたが、今までの世間へのアピール方法は間違っていたという事になります。
必死になってもこういう評価を下されるのであれば、私たち薬剤師は働き方をもっと変えていく必要があるという事になります。
現在の状況に対する評価がコレであるならば、薬剤師個人としては、もっと自分の幸せを追求しても良いのではないでしょうか?
今回はそれらを踏まえて、私たち薬剤師自身がどうやって仕事をして行けば良いか、お話します。
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今の働き方では薬剤師はオワコンになる
結論を先に書きます。
正直、調剤報酬や薬価が削られる中、薬剤師として今まで通りのマインドで仕事をしていても先細りするだけです。ハッキリ言ってオワコンです。
国や国民は、医療が崩壊するまで行って気が付くのでしょう。正直、ここまで頑張っていても、ボロカスに言われてかなり腹が立っています。
患者さんの為、国の為にひたすら自分自身を削り続けるのはもう止めるべきです。もし自分の子供が薬剤師になりたいと言ったら、全力で止めます。
それ位報われない職業になっています。アメリカをはじめとする世界の薬剤師を取り巻く事情とは正反対ですね。
ですので、これからは自分自身の為に、賢く稼いで暮らす事を考えた方が良いです。仕事は自分に余裕を残して終わる位で辞めて、キツイ仕事は受けない。これに尽きます。
具体的にはどうして行けば良いか、今から書いて行きます。
薬剤師のオワコン対策1:働き方を変える
さて、具体的にはどう対策をすれば良いのでしょうか?答えは、「お金を稼ぐ」という事を念頭に置いて仕事を選ぶ事です。
昔、堀江貴文さんの著書で「稼ぐが勝ち」という本がありました。
私たち薬剤師も、組織に属して給料を貰うという考え方から「自分自身が稼ぐ」という考えに変えていく必要があります。
一日の時間は24時間。就労時間は正社員で8時間です。効率よく働きましょう。
幸い、薬剤師は調剤という仕事があります。オワコンと言われる調剤ですが、調剤自体が無くなることはありません。
ですので、今の職場から転職して、もっといい条件の所を探すというのは非常に有効な手になります。
また、ドラッグストアもまだまだ要指導医薬品や第一類医薬品を売る為には薬剤師が必要です。
特に、派遣薬剤師や地方の過疎地域の求人は給料が高いので、狙えるのであればそれを狙って転職してみるのも良いのではないでしょうか。
要は、地域的、時間的に薬剤師の希少性が高い所で働くという事です。もし転職をお考えでしたら、下に関連記事をご紹介しますので、ご活用下さい。
薬剤師のオワコン対策2:副業(ダブルワーク)を行う
副業その1:薬局・ドラッグストアでバイト
薬剤師としてメインで仕事をして、その他に別の仕事を持つ「副業」も、非常に良い手になります。
特に、時間のある独身者は、稼げるうちに稼いで、人生において逃げ切る作戦に出る方法がお勧めになります。
薬局の「その他薬剤師」や「病院の薬剤師」であれば、職場以外の薬局やドラッグストアでも働くことが可能です。
時間に余裕のある方には非常に良い稼ぎ方だと言えます。
上の見出しでも紹介しましたが、転職サイトを利用するのが一番早くて楽な方法になります。ぜひご活用下さい。
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副業その2:クラウドソーシング
ランサーズというサイトをご存じでしょうか?ランサーズというのは、クラウドソーシングサービスのサイトになります。
クラウドソーシングサービスというのは、「インターネット上で、主にパソコンを使用した仕事を発注したり、受注したりするマッチングサイト」になります。
要は、「面倒な仕事があるんだけど、外注したいなあ。誰か受けてくれないかなあ?」と思っている方と、「在宅で出来る仕事を探しているんだけど、私にも出来そうな仕事はあるかなあ?」と思っている方を結び付けるサイトです。
仕事を発注すれば、料金を受注した方とランサーズに払う形になります。
具体的な仕事内容ですが、「Web制作・Webデザイン」、「システム開発、「デザイン制作」、「ライティング、ネーミング」、「タスク、作業」、「ビジネス・事務・専門・その他」、「翻訳・翻訳サービス」、「写真・動画制作」等が現在あります。
簡単なのは「タスク、作業」で、単価は安いですが、誰にでも簡単に仕事を達成しやすいというメリットがあります。
私たち薬剤師の場合、専門知識を生かしたライティングが強みになります。また、何か特技があれば、それを仕事にする事が可能です。
とりあえず登録だけでもしておくと、すぐに仕事が開始できますのでお勧めです。薬剤師の免許を持っていて、このランサーズで活躍されている方も見えます。
私も登録していますが、登録するとどうやって仕事をすれば良いか、丁寧に教えてくれるメールが届きます。ですので、始める際も安心です。
政府の「働き方改革」において、副業容認が発表されています。繰り返しになりますが、歳をとると仕事したくても出来なくなるので、早めに稼いで逃げ切りましょう。
薬剤師のオワコン対策3:スキルアップ
「芸は身を助く」と言います。
私たち薬剤師は、国家資格を持っているという事で非常に他の職種に比べてアドバンテージがあると言えます。
ですが、薬剤師の仕事は、医師や弁護士等の他の職種に比べて、マネタイズが難しい職種になります。
例えば、医師や弁護士は、患者さんクライアントさんと話をするだけで報酬が発生する仕組みとなっています。
薬剤師は、調剤の服薬指導時に報酬が発生するとは言っても、一般用医薬品を販売する時や、漢方の相談販売をする場合は相談や話をしただけでは報酬は発生しません。
そのようなデメリットもあるので、他の資格やスキルを身につけて自分自身の価値を高めていきましょう。
薬学の専門分野を持つのも一つの道ですが、それは、結局薬剤師という職種の中だけになります。
薬剤師とは直接関係無いイラストや金融の知識、作曲や動画編集等のスキルを身につけておくと、逆に本業の薬剤師の仕事のレベルを上げる事になります。
例えば、ヒューマンアカデミーという資格取得の通信講座があります。各種資格の取得支援を行っておりますので、ご参考下さい(資料請求は無料で出来ます)。
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
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