はてな
薬剤師の国家議員を増やす?政治はちょっと苦手で・・・。
このような方に是非読んで頂ければと思います。
「Pharmacist Income」のユウです。薬剤師として薬局で働き出して、十数年が経ちました。
他の医療職と違って、薬剤師は政治に関心が薄いですよね。むしろ、毛嫌いしている節もあります。
今回の記事は、結論を言ってしまいますと「薬剤師の国家議員が増えると、薬剤師の仕事内容がアップデートされやすくなり、自分自身のスキルアップに繋がります。」という内容です。
私たちは基本的に、勉強が好きですし、知識をアップデートしていく職業です。
ですので、変な方向に仕事内容が変わって、結果として患者さんの為、社会の為にならないような事は極力避けないといけません。
ですが、現在、残念ですがそうなってしまいかねない危ない状況にあります。
その辺りも絡めて記事を書いています。どうぞお読みください。
この記事は、以下の構成になっています。
政治に関心が薄い薬剤師
薬剤師バッシングは医療の質を下げる
薬剤師の国会議員が増えると仕事の質が良くなる
生活して行けるだけの調剤報酬は必要
まとめ:患者さん、社会、そして自分自身の為に薬剤師の国家議員を増やそう
政治って、ニュースの報道や利権なんかであんまり良いイメージ無いですよね。
ですが、薬剤師の仕事の質全体を考えた場合、どうしても国会議員に薬剤師を送る必要があります。
そしてそれは、日本全体のより良い医療に繋がります。
より良い仕事をする為に、日本の医療を良いものにする為に頑張りましょう。
薬剤師の国会議員候補を調べる場合は、以下のページをご覧ください。
政治に関心が薄い薬剤師
医師や看護師等、他の医療職の政治団体は、その人数の大多数がその職能政治団体に所属し、活動しています。
逆に薬剤師は、恐らく所属する職場によって立ち位置が変わるというのもありますが、政治に対して苦手意識が強いです。
政治への参加人数が少ないという事は、薬剤師の政治への発言力が低いという事になり、他団体からの圧力を受けやすくなります。
そうしますと薬剤師の業務内容は理解されず、規制緩和等によって薬の安全性を担保できない制度に変わってしまう事も考えられます。
今現在の状況では、薬のスペシャリストである薬剤師の未来は明るいとは言えず、そしてそれは一層の医療の質の低下に繋がりかねません。
ですので、この様な状況を改善する為、薬剤師はもっと政治に積極的に参加する必要があります。
薬剤師バッシングは医療の質を下げる
私たち薬剤師の責務として、安全な医療の提供があります。
スピードや利便性を追求する事も患者サービスの一環ですが、それで安全性や治療効果が損なわれてしまっては意味がありません。
近年、私たち薬剤師を「不要」とバッシングする風潮がありますが、それに負けずに薬剤師の職能をきちんと発揮できる環境にする事が重要です。
薬剤師バッシングに負けてしまっては、安全な医療の提供は出来ません。
一部意見に「病院内で薬剤師が調剤しているから、それで医薬分業になる。」というものがあります。
しかし、これは間違っており、「第三者」がチェックする事に意味があります。
「医薬分業は失敗だ!」と言われておりますが、第三者がチェックする事で「医療事故が隠蔽されずに表に出ている。」、という事も忘れてはなりません。
もし第三者じゃなければ、医療事故の隠蔽に繋がります。
薬剤師の仕事はどうしても見えにくく残り難い為、バッシングを受けやすいですが、それに負けないよう私たち薬剤師一人一人が前に進む事が重要なのではないでしょうか。
薬剤師の国会議員が増えると仕事の質が良くなる
薬剤師バッシングが続くと、社会の薬剤師を見る目がより厳しくなります。
そうなりますと理解されにくい仕事がさらに理解されなくなり、私たちのモチベーションも低下してしまいます。
それが続くと、周り回って私たちが提供できる医療の質が低下し、患者さんや社会の利益が低下します。
適正に薬剤師の仕事が評価され、適切な仕事内容にしていかないといけません。
その為には、薬剤師の業務を知る人間が国会議員となり、適正に薬剤師の業務が行われ評価されるシステムに変えていく事が近道となります。
私たちの仕事の質が良くなりますと、それが患者さんや社会の利益になります。
「モノから人へ」と言われていますが、「モノ」も非常に大切です。その部分が評価されにくくなっている現状は、非常によくない傾向です。
調剤は、医師の処方薬を単に袋詰めしているだけではありません。
そこには副作用や併用薬、服薬コンプライアンスや生活改善等の情報が複雑に絡み合っています。
現状を良いものに変えていく為にも、薬剤師の国会議員は絶対に必要です。
生活して行けるだけの給料は必要
六年制の薬学部を出て国家試験を通過してくる薬剤師は、私立だと1400万位学費でかかります。
家がお金持ちなら良いのですが、基本的に奨学金を借りて大学に通っています。
ですが、現実を見てみますと薬剤師の給料は決して高いとは言えません。特に病院薬剤師は、薬剤部長クラスで年収500万、役職無しですと400万を切ります。
ここに大きな問題点が潜んでいます。病院が属する政治団体は、薬剤師の政治団体ではありません。
つまり、薬剤師を政治的に守る国会議員は病院系の政治団体には居ない、という事になります。
医師や看護師を除く、その他の医療職と同じ扱いになります。
政治的に弱いという事はこういう事です。病院に数年勤めた後、薬局に就職するパターンが非常に多いのはこの為です。
奨学金も返済しないといけないですし、何より自活していかないといけません。安月給では生活できないので、薬局に転職してくる訳です。
しかし、薬局もこのままですと調剤報酬はどんどんと切り下げられ、いずれ病院薬剤師の給与と同じ位の額しか貰えなくなります。
これから大人になる子供たちの中で、そのような資格を取ろうと思う人は居るでしょうか?
薬剤師という資格を未来に残す為にも、適正な調剤報酬は必要です。薬剤師の国会議員を排出する、政治的に強くなるというのは、こういう所にも関係してきます。
まとめ:患者さん、社会、そして自分自身の為に薬剤師の国家議員を増やそう
私たち薬剤師は、薬の専門家として医療へ貢献する事が第一の職種です。
しかし、自身の生活も大事ですし、より良い安全な医療に向かって日々スキルアップする事もしなければなりません。
その為には、仕事の休みの日を使って研修に参加する為の資金が必要です。
殆ど薬剤師は休みなしで働いていますが、業務内容の解りにくさからか、実質的な社会的評価は他医療職に比べて低いです。
薬剤師の国会議員を増やして、少しでもより良い医療に、薬剤師の地位向上を目指していきましょう。
薬剤師の国会議員候補は、以下のページをご覧ください。
お勧め記事
-
薬局の管理薬剤師お勧め!タイプ別転職サイトランキング
はてな 条件に合う職場を紹介してくれる薬剤師専門の転職サイトを知りたい! このような疑問についてお答えします。 「Pharmacist Income」のユウです。 薬剤師として十数年働き薬局やドラッグ ...
続きを見る
-
薬剤師の転職サイトの選び方。5つのポイントで解説しました!
はてな 薬剤師の転職サイトが一杯あって、何処が良いかよく解らない。選び方とか選ぶポイントとかあるの? このような疑問についてお答えします。 「Pharmacist Income」のユウです。 薬剤師と ...
続きを見る
-
薬剤師の就職&転職成功マニュアル
はてな ・薬剤師の仕事選びってどうやってすれば良いのかな。どんな所に気を付ければ良いんだろう? ・今の職場をそろそろ辞めて、他に移ろうかな・・・。転職について、チェックポイントとか失敗しないコツとか、 ...
続きを見る
-
要点整理!薬剤師スキルアップマニュアル。
スキルアップし続けることが大事です。 はてな 薬剤師として、スキルアップしたい。効率よく勉強出来ないかなあ? このような疑問をスッキリ解決します。 「Pharmacist Income」のユウです。薬 ...
続きを見る
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
-
目次
スポンサーリンク ファーマインカム お金 薬剤師の収入は上がらない。複数の収入源を持って生活を安定させよう。 薬剤師はストック収入を増やそう!理由と方法をご紹介します。 薬剤師の将来性は?これから先に ...
続きを見る